ラムネグから一言:寝る前に読むとくだらなすぎて逆に寝れると好評なすごい適当なブログをこっちではじめてます.
アマゾンプライムで映画版のエヴァ、シンエヴァンゲリオンが見れるって事で今さらながら見てみました。
もともと別にエヴァ好きじゃないけれども当時一世風靡した作品だからやっぱり見れるなら見とくでしょ、というコトで。
ここではネタバレも含みつつシンエヴァンゲリオンの感想や考察を書きたいと思います。ネタバレあるのでまだ見てない人はここから先には進まないようにしてくださいね。あとかなり否定的な感想になってるので「すんごい面白かった!」という人は読まない方がいいです。それではいきましょう。
シンエヴァンゲリオンの感想
シンエヴァンゲリオンの感想としては、つまらない、というのが一番大きく出てきます。
今脳内メーカーやったらつまらないが50%くらい占めてて、30%が長時間映画を見続けたことによるなんか知らんけどな達成感、残り20%がこれだけ長く続いた作品の終焉に対してやっぱり喪失感みたいな寂しさがある感じ。
つまらない点
これだけ長く(シンエヴァという作品単体的にもエヴァというブランドの期間的にも)よくわからない事やり続けて結局最後はよくある普通の物語の動機に収束していくのか、というのが一番つまらなく感じたところ。
ゲンドウの動機も超が付くほど陳腐だし、シンジの動機もものすごい普通。そして迎える物語のラストも普通。またそこに至るストーリーの流れがご都合主義すぎる。
物語に出てくるなんちゃらエヴァとかなんたらインパクトとかいう名称もとたんにダサく感じてきてしまうほど。大根の千枚漬けよりぺらっぺら。「これ、ギャグかな?」といっそ思ってしまうくらい。
これでもっとノリよく描いてくれたらグレンラガンくらいにはなれたと思うけど全体的にのっぺりしすぎでスピード感もない。
結末は期待を裏切られた
意味不明な結末、そして伏線や思わせぶりな単語をそのまま投げっぱなしだったからこそこれだけ考察や信者を増やしたエヴァ。だからこそ今回も意味不明な結末にしてくると思ってたし期待してたんですが、それはいい意味で期待を裏切られました。
めちゃめちゃちゃんと終わる。
ただその終わり方が上で書いたようにものすごい平凡。例えが悪いですがそのへんの凡ゲーのシナリオみたいな感じ。何とか宇多田ヒカルの歌でごまかしてるけれど、これが「友と響き合うRPG」ことテイルズのストーリーですよといわれても違和感ない。
シンジが救われたらダメな物語じゃ?
これはぼくの個人的な好みかもしれませんが、ここまでシンジ君の行動のせいでなんちゃらインパクトが~とかさんざん時間をかけてやっておきながら最後全部クリアしてご都合ハッピーエンドはダメだと思う。
深みがない。だからこそ凡ゲー感がすさまじい。
なんかよくわからないし、なぜそうなったのかも不明だけど、シンジだけ一人どこかの海辺で佇んでるか、それか一人だけLCなんちゃらの液みたいなのか海あたりと同化して未来永劫世界を見て回る。そして途方もない時間の中、自我も失いつつある中で、綾波やアスカの子孫のそのまた子孫が地道に再生し続けた緑の大地から香る土の香りを一瞬感じる、みたいなエンドの方が心に残った気がします。
そうすれば描かれなくても「ああ、綾波は稲刈りできたのかもしれないな」と違う余韻も生まれただろうと思います。
なんなんあのリクナビのCMみたいなエンディングは。ホントにラスト宇多田ヒカルが流れなかったら映画館ブーイングの嵐になるくらいのエンディングだと思います。
ストーリーというより綾波やアスカのファンディスク?
映画としてはどうかと思いますが、エヴァシリーズって物語の不可解さというか設定の深さが人を引き付けていたのと同時に、綾波やアスカっていう女の子が好きで見てた人も多いんだと思います。
そういう意味だと綾波やアスカのファンディスクとしてはいい作品かもしれません。
綾波…といえるのかはわかりませんが、綾波の別個体の成長部分とかはとてもよかったし、その結末はかなり心にくるものがありました。あの部分だけ12話くらいにひきのばして、自然の描写めちゃめちゃ凝ってテレビアニメしてくれたら見たいレベル。
アスカについてもラストで大人アスカ?が出てきて、これまでアスカの大人バージョンがエヴァ作品に派生も含めて出てきたのか知らないですが、もし初ならファンの人なら喜ぶんじゃないかなと思います。普通に美人だな、と思いました。なんか大人アスカだけ作画気合入ってた気もしないでもない。
予算がないのかメディアプレイヤーのエフェクトみたい
これはストーリーとは全く関係なくて映像の部分ですが、なんか敵の動きが規則的過ぎてwindows media playerの視覚エフェクト見てるみたいでした。
あの音楽に合わせて紫や緑のウネウネが動いたりなんかするやつ。
映画感のない映像というか、なんか映画の絵ってもっとぬるぬる動くイメージがあるんですが、CGたくさん使ってるせいかあんまりそういう魅せる作画ではなかったです。
シンエヴァンゲリオンの考察
考察というのか、分かったことというか。かなり内容浅め。というかほぼ内容がない。
ループ物だった
結局エヴァってループ物だったんだ、というのが今回のシンエヴァンゲリオンで分かった収穫かもしれません。
カヲル君はシンジ君をイイ感じにハッピーにするために毎回毎回がんばってた、と。
なんでかは知らんけれどとりあえずがんばってた、と。すごいかいがいしい…。カヲル君に女性ファンが多いらしいのもわかる気がします。
マリはゲンドウ、ユイの同期っぽい
なんか映画版エヴァになって急に出てきたマリっていうキャラ。
どうやら年恰好はシンジ君と同じくらいですが、ゲンドウやユイと同じ研究をしてた人っぽい。というか映画内でそういうふうに描写されてたんで研究仲間だったことがわかりました。
ふーん。
まとめ
映画版エヴァであるシンエヴァンゲリオンの感想や考察をネタバレ込みで書きました。
うん、考察書こうと思ったけれどあんまりな作品だったんで書くことがほぼないです。たぶんエヴァのことだから裏設定とか名称とか数字とか実は聖書のこの節が関係してて…みたいなのがふんだんにあるんだと思いますが、だからなんだというんだ、という感じ。
それらは物語として単純に面白いから気になる部分だと思います。面白くて魅了されてしまった作品なら「オレ(わたし)この作品の隅から隅までしゃぶりつくしたい!」と勝手に思わされちゃうというか。
失礼ですが今回のシンエヴァンゲリオンの裏設定をそんなに知りたいと思わなかった。もっと大化けする可能性のある作品だと思っていたのでちょっともったいないな、という感想です。
【おしらせ、というか完全なる宣伝】
文体がもうぜんぜん適当すぎてあれだけどものすごい自由に書いてるブログ「檸檬だくだく」もよろしく.寝る前に読める恐ろしくくだらないやつです.
こんなにも一ミリも目を引かれないタイトルを取り扱ってます: ココア20g / ハイチュウとかってさ / なぜ米と小麦を食べようと思ったのかの謎 /