ラムネグから一言:寝る前に読むとくだらなすぎて逆に寝れると好評なすごい適当なブログをこっちではじめてます.
うーん、タイトルとか見出しとか、なんていうの著名人のコメント的な帯?そういうのが面白そうで読んだんだけど残念ながら面白くなかったです。この救国ゲーム。
ここでは救国ゲームの感想と評価を書いていきます。
キャラと描写がイマイチ
結城真一郎さんの救国ゲーム、読んでみたんですが、キャラが全員モブっぽいのが一番気になったかも。あと人が自分のアイデンティティをそんなに簡単に人に話すのかな、っていう描写が多くて、いまいち展開についていけませんでした。
あと描写でいえば本当に最低限の描写しかなく完全に大衆向け作品でした。文学的な要素はなにもないというか…。描写がほぼないんですよね。救国ゲーム。なんかラノベでよくあるような、才能バリバリだけどやる気のない男と、才能はナンバー2だけどやる気のある学級委員長タイプ、この2人がただ出てきてるだけというか。変なところを最近のラノベ?アニメ?の流行りに寄せてきてるというか。
なのでほんと、ステレオタイプなキャラがただ事件を解いてるだけな小説な気がしてなりませんでした。オリジナリティがないというか。
いっそのこと本当に帯にあるように、日本の行政体系をぶっつぶすくらいの展開があってもよかったように思います。今のままだとただの推理小説と変わらないです。
役者不足ならぬ帯不足、というのか、本編不足というのか。そういう小説でした。
これを読むなら島田荘司さんのほうがおすすめ
結城真一郎さんの救国ゲーム、ネタバレになりますが、結局犯人にも思想があり、その思想が故今回の犯行に及んだ、ってことでした。
そこまでちょっとしたミスリーディングが入ってたりするんですが、それが稚拙というか。女性が犯人なのかな、と思わせるようにあえて私という一人称を持ってきたり、色恋の話に見せかけるようにちょびっとだけ話を展開してみたり。なんていうか全部が稚拙なんです…。本当に。この作者、これまで本読んだことある?ってくらいに稚拙なので、うんうん、でもそうじゃないんだよね、で読めてしまうくらいのミスリーディング。
で、こういう後日譚ありきの推理小説なら島田荘司さんのネジ式ザゼツキーやロシア軍艦殺人事件のほうがはるかに面白かったです。申し訳ないんですが、結城真一郎さんの救国ゲームは後日譚を読んでも、はぁ、だからなんなんだろう、としか思えず…。本当に申し訳ないんですが読んで時間を無駄にした、と感じてしまいました。
まとめ
ここでは結城真一郎さんの救国ゲームの感想と評価を書きました。
まとめると、たぶんここ数か月で読んだ小説の中で一番面白くなかったのがこれでした。
後日譚ありきの、二重の感動がある推理小説という意味では、私が読んだ中だと島田荘司さんのネジ式ザゼツキーやロシア軍艦殺人事件を読まれるほうがはるかによい読書体験になると思います。
【おしらせ、というか完全なる宣伝】
文体がもうぜんぜん適当すぎてあれだけどものすごい自由に書いてるブログ「檸檬だくだく」もよろしく.寝る前に読める恐ろしくくだらないやつです.
こんなにも一ミリも目を引かれないタイトルを取り扱ってます: ココア20g / ハイチュウとかってさ / なぜ米と小麦を食べようと思ったのかの謎 /