ラムネグから一言:寝る前に読むとくだらなすぎて逆に寝れると好評なすごい適当なブログをこっちではじめてます.
オッドタクシー、なんかアマゾンプライムでやたら評価が高くて気になってたんですが、サムネイルがなんか古臭い昭和臭のある感じで見るのをやめていました。
ただ昨日見たサクガンがアマゾンレビューの評価通りいまいちな作品だったので、なら高評価のオッドタクシーはおもしろいんだろう、と一気見。
いやオッドタクシー、めちゃくちゃ面白い!
久しぶりに夢中にアニメを見た感じです。ここではオッドタクシーの感想や考察をネタバレ込みで書きたいと思います。
オッドタクシーのあらすじ
まずオッドタクシーはキャラが全員動物。
二足歩行する動物が普通に仕事して、学校行ってます。現実世界の人間がそのまま動物になった感じ。
そして主人公の小戸川はセイウチのタクシードライバー。一風変わったお客さんを乗せていきます。オッドタクシーではこのタクシーがお客さんたちをいわば停留所のような形で結びつけていき、のらりくらりとそして確実に前に向かってストーリーが展開されていきます。
成人向けアニメらしからぬ動物が主人公のアニメというコトで、最初の一話を見るまで踏ん切りがつかないかもしれませんが、中身はものすごい上質なサスペンス。アニメ、というか日本のドラマ、映画全てを合わせてもここまで秀逸なサスペンスはなかなか見たことがないです。
オッドタクシーの感想
オッドタクシーの感想、それは上でも書いたようにとにかく面白い!その一言。
こんなに面白いアニメたぶん数年に一つあるかどうか。個人的なインパクトでいうと妄想代理人みたいな感じです。
トークのセンスが抜群にいい
まず主人公の小戸川のトークが子気味よくていい。ストーリーももちろんいいんですが、会話の間の取り方とか返しの秀逸さとかトークがまず面白いから仮にオッドタクシーがサスペンスではなくただの日常系アニメであっても見れたと思います。
伏線回収は鳥肌モノ
そしてオッドタクシーの一番の見どころのサスペンス部分。徐々に大きく、そしていろんな人を巻き込んでいく謎。その謎が最終話で一気に畳みかけるように解決していく。ただ解決するだけじゃなくそれぞれ登場人物の抱えた悩みも昇華させながら、タクシーのトランクからまるで紙吹雪のようにお札を振りまきながら、それは起こります。
なんだ、このすごいアニメは。
鳥肌が止まりませんでした。詳しいネタバレをしてしまうと一気にオッドタクシーの魅力が減ってしまうのでここまでにしておきたいです。こんないい作品を見ないままネタバレを読んでしまうなんてもったいなさ過ぎると思うので。
オッドタクシーの考察
小戸川は最後…
小戸川は最後どうなってしまったのでしょうか。
真犯人に殺されてしまったのか。それとも白河さんと少しずついい感じになってハッピーエンドを迎えたのか。オッドタクシーの一番の謎だと思います。
ぼく自身は次に紹介する小戸川宅にいた猫と同じように、ここらへんは作者のセンスの光る部分なんだと思います。だから小戸川が最終回後にどうなったのか、それはもう見た人それぞれが思い思いに想像をめぐらすしかない、明確な答えのない演出だと思います。
ぼく自身は小戸川が真犯人には気づいていても真犯人の姿格好が分からなくなっている時点であの先にはバッドエンドが待っていると思っています。
でもそうじゃなくて、白河さんがカポエラで助けてくれるかもしれないし後は見た人が好きな方を選べばいい部分かなーと。
小戸川宅の猫について
物語序盤ではまるで女子高生失踪事件の犯人が小戸川であるかのようなミスリードが張られた状態でストーリーが進んでいきます。結局、小戸川が自分の家にかくまっているのはただの野良猫だったわけですが。
ちょっとわかりやすすぎる演出ですが、これについての考察はもう「もしかすると小戸川が犯人かもよ~」という可能性を持たせる作者のちょっとした遊びだと思います。
最後に小戸川が少し不安がちに野良猫のいるふすまを開けるのですが、これは確かに「自分が猫を猫人間と混同していたのでは?」という不安にも思えますが、個人的にはただ入院している間に猫がお腹を空かせて死んでいなかったか、という不安だと思います。
もしそのレベルで小戸川に異変が起こっているなら日常生活ができないはずです。
いや、ここを突っ込むのは野暮な気がしますね。ここらへんはにやにやしながら観る部分だと思うので考える必要がない部分だと思います。
まとめ
アニメ「オッドタクシー」の感想や考察をネタバレ込みで書きました。
会話のテンポ、ストーリー展開、そして伏線の回収、すべてがものすごく高いレベルでまとまっていて、おもしろいアニメでした。本当に見ないのがもったいない!そんな近年まれに見るおすすめアニメ。
声優にお笑い芸人のミキ、ダイアンを使っていて、しかもちょい役じゃなくてかなり重要な役どころだったりと、そういう遊び心もいいと思います。
だからこそ「なぜ動物人間?」という部分もわりにすんなり受け入れられたし、うまいことやられた感じです。木を隠すには森の中、というコトですね。
【おしらせ、というか完全なる宣伝】
文体がもうぜんぜん適当すぎてあれだけどものすごい自由に書いてるブログ「檸檬だくだく」もよろしく.寝る前に読める恐ろしくくだらないやつです.
こんなにも一ミリも目を引かれないタイトルを取り扱ってます: ココア20g / ハイチュウとかってさ / なぜ米と小麦を食べようと思ったのかの謎 /