ラムネグから一言:寝る前に読むとくだらなすぎて逆に寝れると好評なすごい適当なブログをこっちではじめてます.
西島秀俊さんいい声してるよなー。女性人気すごいある気がする。こう、なんていうか耳元でささやかれたい感じの声というか。あとMOZUセカンドシーズンや映画版ラストで着てるコートがカッコイイ。
はい、MOZU(モズ)の映画版を見たのでその感想や評価、考察なんかを。世間的に評判はひどいもんみたいですが、果たして…?
ネタバレをたくさん含むのでまだ見てない方は見てみてから読んでみてくださいね。今ならアマゾンプライムで見れます。
MOZU(モズ)映画版の感想
うーん、確かにアマゾンプライムの星が少なくてレビューがひどいのも、ネットで「MOZU 映画」と打つだけで「ひどい」とサジェスチョン出てくるのはわかるくらいの出来でした。あんまり面白くなかったです。残念。
ただ、そもそもMOZUの何が楽しくて見てたのか、っていうのがよーく考えると西島さんがカッコイイから、で見てた気がします。そういう意味では映画版MOZUも見れないことはない、と思います。
ストーリーの盛り上がりがよくわからない
映画版MOZU(モズ)を見ていて一番よくないなー、ひどいなーと思ったのはその起承転結の波?の取り方です。
ドラマとかだと12話とかあるんで違うんですが、映画ってどの映画も起承転結があって、そしてクライマックスに至るまでに少しずつヒートしていくのが普通だと思います。
映画版MOZUはそこが違う。
一番盛り上がるのが映画中盤でビートたけし演じる「だるま」に西島さんが会う所。そこから先はなんかずーっとダラダラやり続ける感じになる。「え、こんなんでどうやってこの映画終わらせるん?もう盛り上がり作れたとしてもそんな大きなのムリでしょ…?」とみてるこっちが逆に不安になるレベル。思わず動画再生の進捗バーをマウス動かして見る始末。残り30分で…、どうやって。
んじゃ特に大きな盛り上がりもなく終わっていく。うーん、という感じです。
キャラの危機管理がなってない
ひどい所パート2。
映画版MOZUは味方サイドもそうなんですが、敵さんサイドも危機管理が甘すぎる。もうあっまあまのあま。海外のドギツい色したお菓子より甘い。
まず西島さん側の味方ですが、敵に言われたからってそのままエレナちゃん連れていくとか正気の沙汰と思えない。んで仮に連れていくんだったらもっと大所帯でいかないといけない。
(あとネタバレですが、MOZUの最後にはエレナちゃんが死亡しているのが分かる。これも映画版MOZUのラストシーンがいまいち盛り上がりに欠けてモヤモヤする理由になってると思います。何のための前半1時間だったん…、と。)
爆弾投げてその後、敵(松坂桃李)の生死も確かめずに後ろ剥いて首筋刺される大杉(香川照之)。その前に味方の刑事がダルマ側ってわかって、飲食店ぐちゃぐちゃにしながらボッコボコにしたのに特に捕まえもせずに次の日に逆にボッコボコにされるとか。
味方サイドも相当甘いですが、ビートたけしや伊勢谷さんの敵サイドはもっとひどい。もう死にたがってるようにしか見えない。
クライマックス部分でナイフを2つ倉木(西島)に投げて、んでエラそうに歩いてくる高柳(伊勢谷)。…んでその足を自分の投げたナイフを持った倉木に刺され、んでそのまま喉を掻っ切られて死亡…て。打ち切りエンドかなんかかなと思うくらいひどい死に方。こんなんアクション映画の道中に出てくる名もない雑魚の死に方じゃん。
そしてそして東(長谷川)に乗っ取られたヘリに一人無防備に乗り込んでいくダルマ(ビートたけし)。そして翌日のニュース速報画面に場面は展開し、ヘリが墜落して3名死亡、と。
そんな日本を裏で操っているフィクサーがたった4,5人で、ボス自ら動き回るなんて。正気の沙汰とは思えない。このタイミングでなくてもいつでも死ぬじゃん。死のリスクにさらされ過ぎ。こんなの反対にエレナちゃんがかわいそう。
ここから考察
ひどい所はだいたい書き終えたので、ここからはMOZU(モズ)映画版の考察を。
前半って夢オチ?
MOZU映画版の前半、ベナム共和国にエレナちゃんと行くところ。んでその後ダルマたちの乗ってた船を爆破して海から出てきて…、次のシーンでは倉木がバーで目覚めるシーンになります。
「え?ぜんぶ倉木の夢だったの?夢オチなの?」という疑問。
これはその後、倉木が昇進を聞かされた場面とかで、ベナム共和国で負った顔の傷がそのまま残ってるんで、夢オチではない、という事だと思います。
過去(というかつい最近あったこと)をあのバーでまた夢の中で振り返ってるだけ、というよくわからないミスリード的な演出になってます。何のための演出なのかはわかりませんが、倉木がバーの暗がりの中でカッコよくタバコをふかすシーンをたっくさん入れ込みたかったんじゃないかなーと思います。
エレナは死亡したの?
映画版MOZUで一番個人的にモヤモヤしたのがここですが、エレナは結局死亡したのか、という疑問。
ダルマが語ってるように、エレナの心臓などの臓器はすでにダルマに移植されているので、死亡しているでしょう。なんていうかそれならもうちょい見せ方無かったのかな、と思いますし、いきなり日本のベナム共和国大使館が襲撃されて、んで「はい、エレナ超簡単に拉致精巧!んでもうダルマに臓器移植したんで、残念、死んじゃってますよ?」はもう…。不条理すぎる。
東は死亡したの?
映画版MOZUで唯一楽しませてくれた東。東が車からロケットランチャー打った後の般若面を外してのドヤり顔がMOZUで一番盛り上がったシーンといっても過言じゃないくらい。
そんな東ですが、クライマックスシーンでヘリを奪い、ダルマと共に死んだような感じで描かれます。
その後倉木と東が屋上?高速道路?で対話するシーンがあるのですが、なぜか東は裸足なんですよね。あんなに裸足が似合わない場所で。
ここは意見分かれるところだと思いますが、個人的には東はヘリに乗ったままダルマと共に死亡した、っていうのがしっくりきます。
東だけ脱出してて、ニュースで流れた「ヘリから身元不明の3名の死体」っていうのはダルマとその部下のものでしょ、という意見もわかります。ただ何の理由もないのにわざわざ東を裸足であのシーン出さないと思うんですよね。
…とまあ、正直東やダルマの生死についてはイイ感じにぼやかしたかったんだろうと思います。続編が作られる可能性が出てきたときに、また出せるように。
てことで東やダルマが本当に死亡したのかどうかについては、どっちともとれるようにわざとぼやかして作ってある、というのが考察になります。
最後の電話は誰から?
MOZU映画版のラストシーンで倉木が誰かから電話をもらいます。この電話って誰からの電話だったの?っていう考察。
ネットを見ると東からの電話では?という考察と、普通に大杉か明星(真木よう子)のどっちかでしょ、という考察に分かれてますよね。
個人的には東はヘリで死亡していると思ってるんで、これは普通に大杉か明星からの電話だと思っています。もし東からの電話だったらもう少し怪訝な表情をすると思いますし、たぶん「ならダルマも生きている…?」と倉木なら考えると思います。
明星への無言電話は結局なんなの?
これは映画版MOZUの考察、というか謎ではないんですが結局明星宅への無言電話はなんなの?というのを。
たぶん普通に明星の父、4代目イワンタイラーからの電話だと思います。
なぜ明星の父が、ロシア側に寝返って、そして4代目イワンタイラーとなったのかはわかりませんが、とりあえず何かしらの理由があって明星の父は潜水艦沈没で死亡と見せかけることで自由の身になるように計画していたことがセカンドシーズンラストでわかります。
明星の父も、倉木や明星と同じようにダルマの駒として動かされていて、それから脱却したかったのかもしれません。そしてダルマのやり方を見ると家族を人質にとるみたいなので、明星や明星の妹?を人質にされていた、と。
だから明星の父は無言電話で家族が「生きているかどうか」の確認だけをしていたんじゃないか。わかりませんが、そんな感じじゃないかなーと個人的に思っています。
まとめ
今回は映画版MOZU(モズ)の感想や考察を書きました。
まとめると大方の人と同じように「ひどい出来だなー」というのが感想。
ただ、唯一、東の表情だけがよかった、そんな映画でした。
【おしらせ、というか完全なる宣伝】
文体がもうぜんぜん適当すぎてあれだけどものすごい自由に書いてるブログ「檸檬だくだく」もよろしく.寝る前に読める恐ろしくくだらないやつです.
こんなにも一ミリも目を引かれないタイトルを取り扱ってます: ココア20g / ハイチュウとかってさ / なぜ米と小麦を食べようと思ったのかの謎 /