ファイトクラブ、ラストなぜ死なない?いろいろ考察

くらし 読書感想文

最終更新日:2021/12/18

ラムネグから一言:寝る前に読むとくだらなすぎて逆に寝れると好評なすごい適当なブログをこっちではじめてます.

ファイトクラブっていう映画、今さら見ました。

いやー面白かった。なんかここまでバイオレンスがフランクな映画って少ない気がします。陰気じゃない暴力というか。ていうかバイオレンスがフランクってルー大柴みたいになってるな。

ここではそんなファイトクラブのネタバレをふんだんに含みながら、主にラストシーンの考察をしていきたいと思います。銃で口の中打ったのになんで死なないの?とかいろいろ気になったもんで。

  1. 「オレは目を開いている」の意味
  2. 自殺したのに死なないのはなぜ?
  3. マーラって必要なの?
  4. まとめ
  5. 最後に:違う話
  6. もう一つ違う話

「オレは目を開いている」の意味

ファイトクラブ一番の謎がやっぱりラストの主人公とタイラーのやり取り。

まずは主人公が発した「オレは目を開いている」の意味について考察したいと思います。

このシーンって実際には主人公かタイラーどっちかしか実際の部屋の中にはいないんですよね。つまり椅子に座っている主人公か、自由に動き回っているタイラーかどっちかは空想上の人間という事になります。

ファイトクラブではいろいろなシーンで主人公とタイラーが同時に同じ場所に出現していますが、それのどっちが本当の実体かはたぶんその時々で変わってるんだと思います。

じゃないと、事故ったときの車の運転は最初誰がしてたのかという話にもなります。なので現実世界では主人公、タイラーどっちの側に実際に実態があったのかというのは都度変わっている、と。

そしてそれをふまえてラストシーン。

「オレは目を開いている」の前に「銃を持っているのは…」みたいなセリフがありました。最初タイラーが握っていた拳銃が主人公のもとに具現化するシーン。

あれも含めてなんですが、銃を実際に持っている、そして実際に肉体の目の開閉を支配できている、のは自分だ。という意味なんだと思います。

つまりあのシーンでは、主人公側が実態でタイラー側が空想上の人物である、と。

という事で「オレは目を開いている」の意味としては「オレが主導権を握っている、オレの拳銃が本物だ。今この瞬間すべてを終わらせられるのはオレの側だ」という意味なんだと思います。

自殺したのに死なないのはなぜ?

そしてその「オレは目を開いている」のほんのすぐあと、主人公は手に持った拳銃を口に突っ込み引き金を引き自殺します。次はここを考察していきたいと思います。

このシーンで主人公は実際に自殺したように見えました。というか即死した感じでした。

ただ結局死ななかった。

最後の方暗くて傷の具合とかあんまり見えてないんですが、マーラが心配しているのを見ると弾痕があったのは間違いなんだと思います。つまり実際に銃は打っていたと。

なぜ死ななかったか、については偶然銃口がそれてて実体としては頬を貫通しただけで生きていた、でも主人公としてはもう脳の奥の方100%で自殺するつもりだったから、そのショックで空想上のタイラーは死んでしまった。というより頭の中のイメージではタイラーのように頭が吹っ飛ぶのを100%イメージして発砲したからイメージの産物はそれがそのまま反映された、という感じなんだと思います。

上のはなんかよくできた話なんですが、個人的に、あそこらへんはかなり村上春樹的というか純文学的な要素も含まれる気がします。引き金を引くことが主人公にとっての成長の最後のカギだったんじゃないかなー、と。

だからこそ最後ビルが次々に崩れていく時の主人公はどこか男らしい、タイラーがちょっと入っているような雰囲気なんだと思います。

マーラって必要なの?

このファイトクラブという物語にそもそもマーラというキャラが必要だったのか、という考察。

全体的に鬼滅の刃の煉獄さんみたいなこと、「魂を燃やせ!」的なテーマを叫んでいる映画だったので、そういう意味では現代の若者代表みたいな立ち位置で、他のファイトクラブ参加者男性と似たような意味合いなんだと思います。

やる気がない、というかやる気がなくてもどうとでもなる、死にゃしない。そうして気づいたら無為に時間だけが過ぎている。そうしていつか自分の持ってる時間がゼロになる、その通りだと思います。

自分のことかとぶっちゃけ見ていてしんどい部分もありましたが、確かに100%そうなんですよね。何かをやらなきゃ!という大義がなく日々ダラダラと生活してるというか。そうしてるうちに今年も年末か、と。

銃で脅された大学生が獣医を目指せとケツ叩かれてますが、あの大学生こそほぼほぼすべての現代人なんじゃないか、と。

なんとなく朝ごはん食べて、なんとなく学校や仕事行って、なんとなく遊んで、家帰ってきたらスマホゲーやインスタ、ツイッターやって、んで寝る。その繰り返し。マーラはほんの少し破滅的でしたがその繰り返しの日常に溶け込めているか溶け込めていないかの違いしかない。

マーラもあの大学生も同じで、そうじゃないだろ?そんなんで死ぬとき後悔しないのか?の言葉が向けられる対象になっています。

煉獄さん風にいうと「魂を燃やせ!時の流れは待ってくれはしない」という事なんだと思います。

まとめ

ファイトクラブをネタバレ込みで考察しました。

いやー、見始めたときはなんかセンスのいい映画だなーとのほほんと見てましたが、どんどん印象が変わっていって、最後にはなんか胸に突き刺さる内容でした。

そうだよなー、なんでもいいから動き回ってみる事って大事だよなー。と思わされました。ちょっと頭でっかちになりすぎてたかもな、もっと後悔ないように生きないとな、と思いますし明日からちょっとずつ変えていきたいと思わされました。

…とはいってもどんな生き方をしてても後悔は絶対にすると思うし「ちょっと努力した?んじゃもっと努力できなかったのか?本当に100%やりきったなんて言えるの?ビール飲んでる時間はなかった?ゲームにハマってる時間は?本当にオレは今まで自分の時間を効率的に使えてたの?」と後になったら思うもんなんですよね。

少なくとも来年、一年後の自分が「お、お前今年はちょっと頑張ったじゃん」と言えるくらいには毎日張りをもって生きていきたいなと思いますね。

最後に:違う話

あ、あと最後に。

タイラー初登場のシーン。タイラーが飛行機の中で「酸素でハイにさせて…」っていうセリフがあります。

自分でもめちゃくちゃオカルトだよなーとかなんかまた鬼滅の刃かすっててあれだなーとは思うんですが、酸素の量というか肺活量ってけっこうその人の人格形成に大事な気がします。

肺活量が多いと、声が大きくなったり呼吸のリズムがより深くなって身体動作もゆっくりになる。

声が大きく、そしてゆったり動くもんだから周りが「あれ?こいつただもんじゃないぞ。肝が据わってやがる」と勝手に判断する。

結果、本人からすれば「あれ?周りと同じにしてるだけなのになんでかみんな僕に一目置いてくれるな。もうちょっと調子乗っても大丈夫かも」となってメンタル面も自然と自信に満ちていく、と。瞑想なんかも同じ理論だと思います。

自信があるから声が大きいんじゃなくて、声が大きいから自信にあふれる、最近そう思っています。

もう一つ違う話

なんか上のファイトクラブの感想読むと、今までの自分の人生を振り返って「ああ、なんでもっと早く気付かなかったんだろう。あと10年早く行動を開始していたら」などなどと夜寝られなくなる人いそうなのでちょっと補足を。実際ぼく自身そう思うことあるもんで。

ボクに言われてもなんにも説得力ないですが、10年前に戻りたくない人なんていないと思います。

そしていうほど必死には頑張ってこなかった今の自分にこれから待っている仕事の不安や老後の不安、そういうのもほとんどの人が抱えながら生きてるんだと思います。

んじゃ例えばタイムマシンができて、10年前に戻って、それなりに頑張ってまた今を迎えたとしても、そこにはまた別の不安があって、また別の後悔があって。それは整形と同じで尽きない悩みなんだと思います。底なしの後悔というか。

たぶん後悔するかどうかはそんなに問題ない、というか後悔しない人なんていない。

それよりも一瞬一瞬を前向きに生きられているかどうかが大事なんじゃないかと思います。めちゃくちゃ端的にいうと「何でもいいから笑え」というコト。

今もし後悔の念に押しつぶされそうなら顔はとても悲惨な状態だと思います。

そんな時こそなんでもいいから笑うのが大事だと思います。

ジメジメした顔でじっとしててもタイムマシンはできないし誰も助けてはくれない。そればかりか今刻一刻と10年と1秒、10年と1分…、と後悔するべき時間が増えていっちゃってる。

なら笑え。笑ってない時間こそが一番の無駄だ、と。笑い飛ばせばいい。

実際、例えば今から10年後にまた自分を振り返ってみて、「あの時、10年前もっと頑張っていたらよかった」、と思うことがあったとしても(というかたぶん思うと思いますが)、その思い出の中の自分が楽しんでいたり笑っているのであれば後悔の念も減ると思うんですよね。

うん。そうだね、確かにもっと頑張れた。でもそこそこ楽しかったしいいかなーって。

【おしらせ、というか完全なる宣伝】

文体がもうぜんぜん適当すぎてあれだけどものすごい自由に書いてるブログ「檸檬だくだく」もよろしく.寝る前に読める恐ろしくくだらないやつです.

こんなにも一ミリも目を引かれないタイトルを取り扱ってます: ララピー / 我が愛しのラムネ / 昼間っから /