ラムネグから一言:寝る前に読むとくだらなすぎて逆に寝れると好評なすごい適当なブログをこっちではじめてます.
ホスト4人衆がチョコボのってやたらめったら美味しいそうな料理を食べるゲーム。
FF15のイメージ。にしてもFF15ってもう5年も前の作品なんですね。それが一番びっくり。
ゲームそのものはやってないんですが、いろいろクソゲーだの上で書いたようなFFとは思えないような印象やらで、逆にストーリーが気になってたんですよね。いってもFFだし、みたいな。ということで動画で見させてもらう。そして小説版とやらのあらすじをネットで観させてもらう。
というコトFF15の感想や考察を書いていきます。ネタバレばっかりなのでFF15をやってない人、これからストーリーを見たい人は読まないようにしてくださいね。
とりあえず総評としてはFF15は結末はともかくとして、道中のストーリーや仲間それぞれに焦点を当てたサブストーリーなんかはFFと思わなければかなり面白い部類だと思います。
FF15のストーリーあらすじ
まずはFF15のストーリーあらすじから。ストーリーを前後編でまとめてくれている動画を見たんですが、全部で7時間。映画より長い…。見ごたえ十分でした。
- クリスタルから6神(いわゆるシヴァやバハムートみたいな召喚獣たち)が生まれた世界。描写的にクリスタル=バハムート。その他5神とは一線を画している。6神それぞれ別個に意志があって統率が取れてるわけじゃない
- 2,000年前。アーデンという人間がいた。クリスタルが初代国王候補に選んだのがアーデン。不死という特別な力も与えた。でもアーデンはその弟に恋人を殺され、さらにアーデン自身は島に幽閉された
- しかしこれ自体がバハムート(クリスタル?)の計画。アーデンには世界に闇をばらまく存在になってもらって、のちに生まれる「真の王」にこの闇とアーデンもろとも消滅してもらうのが計画
- 現在。アーデンは帝国の手で幽閉から解かれる。今も弟の子孫が国王しているのが許せないので世界ごと潰してしまえと思うようになる
- 主人公はそのアーデンの弟の子孫である王子ノクティス。こいつが真の王
- ノクティスがあれやこれや王の力を集めまわるのがゲーム本編。んでラスト10年の月日を経て真の王の力を発現させ、自らの命と引き換えにアーデント闇を消滅させてエンディング
- 有名な「やっぱつれぇわ」は真の王の力を出すと死ぬ事に対して、仲間3人に焚火を囲みながらコールマンのアウトドアチェアに座って語ってるセリフ
こんな感じ。
そう、ぜんぜん釈然としないんですよね。
バハムートが諸悪の根源でしょ、と。
上記のはゲームのFF15としてのエンディングで、FF15には小説がある(本当はDLCで出す予定だったけど赤字で開発が頓挫して小説になった)んですが、こっちでは6神のうちシヴァが人間サイドに肩入れしたり、アーデンと共闘するような形になったりで、バハムートを倒す真エンディングとなっています。
というコトでFF15の考察からまず書いていこうと思います。
アーデンと弟
アーデンは見た目でいうと北村一輝の感じで、動き方はジャックスパロウの感じ。FF15で一番いいキャラしてます。というかFFシリーズでも一番好きなキャラかもしれません。
ゲーム中は、クリスタルからアーデンにのみ不死の力やらが与えられて、弟には何も与えられなかったため、弟が嫉妬や妬みでアーデンから王座を奪ったような描かれ方なんですが、小説版ではここら辺の動機が補完されてて、
- アーデンは民を救っていたがそれは自身の持つ力で疫病を吸収する(特別な力を持っているからできる)やり方だった。ただこれではアーデンに会えた人と会えなかった人とで助かる、助からないの差が生まれてしまって公平じゃない。だから弟は疫病患者を全員焼き払って公平性を担保しようとした
- 王というのは公平性が大事だ、というコトでアーデンではなく自身が王座につくべきと考えるようになった
という事らしいです。
小説を読んでなくてあらすじ書いてくれている方のブログを読んだだけなので、あれですが、その焼き払う方法でも公平じゃないでしょ、と少々動機づけが厳しいように思います。
バハムートの計画はどこからどこまで?
世界をいったん闇で染めた後に真の王に浄化してもらう、というバハムートの計画。これっていったいどこからどこまでが計画だったのか、という考察。
初代王候補に選んだアーデンが弟に幽閉されてしまった後に弟を王に選んだ、そしてその弟の子孫を真の王にしてる事から、もうアーデンを王候補に選んで弟がそのアーデンを妬んで王座を奪う所からバハムートの計画だったように思います。
ゲーム中、バハムートは自身の思い通りにいかない感じになるといきなり現れて、ものすごい力で無理やり計画通りに進めていきます。
というコトはもしアーデンが幽閉されたことがバハムートの計画外の出来事なら、弟を王として認めることもないし、アーデンを幽閉されたままにもしなかったはずなんですよね。
バハムートが悪者過ぎて引くレベルです。
アーデンの恋人がそのせいで死に、アーデンは2,000年幽閉され、ノクティスは真の王に祭り上げられ、強制的に指名を背負わされ自らの命を犠牲に闇を晴らす。完全に人間を手駒にしか思ってないんですよね。
バハムートとアーデンのやり取り
上で書いたバハムートが強制的に介入してきたときの話です。
アーデンがノクティスの父親を襲ったタイミングでバハムートがアーデンを止めに出てくるんですが、この時に「お前は闇振りまくっとけばいいんだよ。んで後から真の王に殺される捨て駒ね。おつかれっす」みたいなのをもっと厳かな感じで言い放ちます。
見てるこっちとしては「うわー、バハムートひくわー」という感じです。
そしてそれを聞いたアーデンが「そんな神の意のままになってたまるか!オレは闇を振りまいて世界を真の闇にしてやる!」て息巻きます。…ん?それって結局神の思うとおりになってるんじゃ?という疑問。
確かに闇を振りまくって真の王をも倒せれば一瞬そうなるのかもしれませんが、その後絶対的な強さのバハムートが今みたいな感じで介入してくるだけなんだし、とか考えなかったんでしょうか。
結局アーデンに取れた唯一抗える方法がおなじく「やっぱつれぇわ」を抱えた主人公サイドと共闘してバハムートを倒す、以外にない気がします。
FF15の感想
考察を見てもらってもわかるんですが、煮え切らないなー、というのが正直な感想。ゲーム的には完全にバッドエンドなんですよね。結局バハムートの意のままに全部ことが進んで終了、という。ゲームの起承転結全てに人の意志が反映されていないんです。
FF10がユウナが究極召喚したら死んじゃう!だからみんなでそうならない未来を探す、という展開なのに対して、FF15は真の王の力使ったらノクティスが死んじゃう!「やっぱつれぇわ」でもやるわ、でエンディング迎える感じ。
起承転結って言葉を使いましたが、転がなくてそのまま結を迎えた感じともいえます。
上で書いてなかったFF15の全体的な世界観なんかはこんな感じ。
- 主人公は王子、その他3人ダチの男ばっかりだべりながら車で旅する序盤
- 主人公たちは全員黒づくめのホスト、というよりごろつき衣装
- 現実世界みたいな普通の科学と神の力がカオスにごちゃまぜになった世界感
- FFにありがちな帝国が悪者、主人公サイドがいいもん
なんか召喚獣と、車やラジオみたいな普通の科学が共存してるのってすごいカオスだなーと思ってましたが、FFってそもそもFF7からずっとそうでしたね。映像のクオリティが上がりすぎててものすごい金をかけたギャグにみえてしまいました。
主要キャラ4人の言葉遣いがとにかく軽すぎて、そこらのギャルの会話の方が高度な気もするくらい。ストーリーというよりキャラにあんまり魅力がない印象。
FF15は物語の終盤で10年の月日が流れるんですが、その後の方が全員言動と見た目がまともになっていて、最初から10年後のキャラ達ならたぶんもうちょっとキャラの魅力が上がったと思います。
ただ、キャラ別のサイドストーリーの出来はすごくいいです。チャラいキャラだなー、と思ってたやつらの意外な一面が見れてそこらへんでちょっと好感度上がったりはします。
FF15考察・感想まとめ
FF15の感想や考察をネタバレありでまとめました。
うーん、キャラに魅力がない、ストーリー煮え切らない、あのFFってことで超期待してたのに。というふうにもし5年前のFF15発売当初にプレイしてたら思ってただろうしクソゲーだなと思ってたはずです。
ストーリーについては小説まで含めるとそこまで悪くなくて、むしろループ物としてはけっこう好きなくらい。バハムートを倒すところまでをニーアオートマタのマルチエンディングみたいな形でちゃんとソフトに入れ込んでいたら評価違っただろうなと思います。
あと主要キャラのキャラ付けを1からやり直せばすごいいいゲーム。…RPGでキャラとストーリーだめっていうのは、やっぱり駄目ですよね。
【おしらせ、というか完全なる宣伝】
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こんなにも一ミリも目を引かれないタイトルを取り扱ってます: ココア20g / ハイチュウとかってさ / なぜ米と小麦を食べようと思ったのかの謎 /