行政書士試験の勉強時間
このサイトでは行政書士試験において記述抜きで180点以上をとるための独学勉強法について紹介している。
今回は独学で合格するために必要な勉強時間について紹介していく。
独学ではスケジュール管理も自身で行わないといけないので、「合格までに必要な勉強時間」を把握することは重要なことだと思う。試験勉強準備で学習スケジュールを立てやすくなり、じっさいに試験勉強に取り組んでいるとき、終わりのないように感じる試験勉強でも、あとどれくらいでゴールか知ることで精神的に楽になると思う。
記述抜きで180点取るまでに費やした勉強時間
ぼくは「記述抜きで合格点の180点を取る」という目標に向けて500時間勉強に取り組んだ。
行政書士試験の勉強に入る前にいろいろなサイトで勉強時間を調べたが、どの情報もまちまちだった。なのでだいたいの平均で「500時間」という勉強時間をめどにすることにした。
ただ、教材選びやそれに失敗したりで時間をとても使ってしまったし、実際には記述を含んだ得点で合格点である180点を超えればいいので、もう少し勉強時間を減らしても受かると感じた。
過去問プラスαの勉強でも運がよければ受かるかも?
行政書士試験は180点が合格点だ。過去問の記事でも書いたが、基本テキストと過去問、それから憲法の判例読みと行政法の条文読みの勉強までで、解答に自信はないものの170点は取れるようになる。もし本試験で運がよければそれだけで180点の合格点を超えることができると思う。
基本テキストを数周読み込み、過去問を数回し終えるまでにかかる勉強時間はだいたい200時間ぐらいだと思うので運がよければ200時間で合格できる。
記述を入れて180点を確実に取る勉強時間
先ほどまでの話をまとめると独学で200時間勉強すれば170点は取れるようになる。ならあと10点上げればいいだけだ。だがこの10点を上げるのが難しい。
そもそも170点取れているといってもほとんどの問題で選択肢を絞りきれていないので、まぐれで170点取れている状態。
少し試算してみる
ここでちょっと考えてみてほしい。仮に試験が全部択一式だとしたら300÷4で75問。そしてだいたいどの問題も平均して選択肢を2つまで絞り込めることにすると、期待値で37.5問正解できることになる。切り上げて38問として点数になおすと152点。
かなり雑な試算だが、あやふやな知識でも152点も取れるということになる。
合格点までたったあと28点。実際に170点台で受からない方がとても多くいると聞くのも、この180点という合格点がとても巧妙に作られている結果だと思う。
あやふやな知識と運だけではほとんどの場合170点台で止まる。ここを埋める勉強をしないと安定して合格するのは不可能な作りになっている試験なのだと思う。
「あやふや」から抜け出すには相当の時間が必要となる
あやふやな知識をなくして行政書士試験で得点を上げることを考える。
例えば択一式の場合5択から正しい選択肢を選ぶ事になり、その5択全ての知識が必要になる。行政書士試験はとても範囲の広い試験だ。勉強した内容がでないことも多いし、出たとしても勉強不足で5択のうちいくつか見たことのない選択肢がでることもある。
結果としてたった1問4点分の5択分の知識を確実なものにするのに、かなりの時間が必要となるのがわかると思う。
そういったことから自信を持って解答して180点の合格点を取るには、300時間以上の勉強時間が必要だと思う。170点からたった10点上げるのに100時間も必要だということになる。
勉強時間のまとめ
ぼくが感じた独学で合格するために必要な勉強時間についてまとめた。参考にしてほしい。
いつか受かればいい、というスタンスであれば過去問終了時点で学習をやめるのも一つの手だと思う。
- 運がよければ合格できるかも
- 勉強時間:約200時間
- ほぼ合格できる
- 勉強時間:約300時間
- 余裕を持って合格できる
- 勉強時間:約500時間