行政書士試験に基本テキストは不要。初学者ほど個別教材を使うべき

資格 行政書士試験

2016/06/22(水)

基本テキストは不要

このサイトでは記述抜きで180点以上を取るための勉強法について紹介している。

今回は基本テキストについて紹介していく。

前回も少し書いたが、基本テキストは買わなくていいと思っている。説明を省いて要点ばかりを載せているので初めて学ぶには分かりづらく、基本テキストに載っている分量では安定して合格はできない。

理由①基本テキストは分かりづらい

まず、第一に基本テキストは初心者用の読み物ではないということ。

基本テキストの内容はかなり省略されて簡素にまとめられている。ぼくのような初学者の場合、そもそも法律的な思考の土台ができていないので簡素に書かれているものでは薄い知識をよくわからないまま蓄えるだけになってしまう。

反対に学校で法律を専門に修めた人からすると簡単な内容過ぎるというとても中途半端な出来となっているのが現状だ。これは予備校側の商業的な考えのせいもあり仕方のない部分でもある。

ぼくは最初3周基本テキストを通読したがはっきり言って時間のムダだったと思っている。そうではなく科目ごとにそれぞれ教材を買うべきだった。

理由②基本テキストの内容だけでは合格できない

次に基本テキストの内容だけでは試験に必要な知識の5割程度しか載っていないと言う事だ。

基本テキストは各予備校から出版されている。どの基本テキストもそうだが行政書士試験に必要な知識のうち5割程度しかのっていない。少なくとも当時(2015年)書店で確認したものはそうだった。

なのでこれだけで試験範囲を全部学習することがそもそも難しい。一応試験範囲の5割(300点の5割で150点分)程度の分量はのっているので運がよければ受かるかもしれない、という内容だ。

けっきょく一通り学習しても中途半端な知識しか身につかない。最初から各科目の教材でがっちり取り組む方がいいと思う。

基本テキストの内容が省かれている理由の邪推

単純に紙面の都合もあると思う。が、基本テキストは予備校が出している。予備校側からすればわざと内容の省かれている教材をやらせてコレをきっかけに予備校に通ってほしいというビジネスが少なからず感じられる。

そういった理由からも予備校が出版している点ではどの基本テキストを買っても大差ないように思う。

ミニ六法は少しは役立つ

基本テキストはあまり役立たないが、基本テキスト付属のミニ六法だけは役立った。

伊藤塾の基本テキストにはミニ六法という付属冊子がついている。(注:民法・地方自治法は全部が載っているわけじゃなく、商法・会社法に関してはまったく載っていない。)

このミニ六法のいいところはなんといっても薄いことと軽いことだ。市販の六法は辞書くらいの分厚さがあり、「ちょっと調べたい」という時にひくのが億劫になるほど重く、そしてかさばる。このミニ六法は通勤カバンに入れるのも容易で、行政書士試験に特化しているのでひくための時間も短縮できる。

ぼくはこのミニ六法を重宝していたが、こんなものスマホのアプリで見れば事足りるのでわざわざコレだけを目当てに基本テキストを買う必要はない。

買ってしまった基本テキストをそれでも使うには

もう一度だが、基本テキストを買う必要はない。

ただそうはいっても行政書士試験を受けようとすでに動き出している方は、ぼくのように基本テキストをすでに持っていると思う。散々にののしってきた基本テキストだが、「あえて使うには」という観点でも書いておく。

いろいろ当時を思い返してみたが、けっきょく行政法の特定の部分だけは最後まで使えたと思う。

あくまで”使える”部分なので、お金に余裕があれば、行政法に関しても定評のある教材「国家試験受験のためのよくわかる行政法」等で学習するとより効率的だと思う。

憲法
使わない。ネットの方が詳しい(憲法の記事で詳しく紹介する)
民法
使わない(詳しくは民法の記事で)
商法
使わない(詳しくは商法の記事で)
行政法
使える。特に法律的行政行為等の行政の一般知識のところ、地方自治法の分野はそのまま試験に出るので重宝する。ただ、行政手続法から行政事件訴訟法に関してはさらに詳しい条文知識が必要になる上、テキストで学習するのと条文を読むのとあまり時間が変わらない。

次回は過去問

次回は資格試験の王道といわれている過去問について紹介する。行政書士試験について体験談等を調べていると「過去問を3回まわせば合格余裕!」という声を聞くが、ぼくはコレには同意できない。そう言われているほど過去問だけで試験対策が万全に出来るとは思えないからだ。

試験問題作成者が過去問と同じ問題を出すだろうか?そもそも過去問に同じような問題は載っていただろうか?

今回紹介した参考書

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