人工知能がたった30秒で作る著作権フリー曲!?体験する作曲AIまとめ

AI

2016/09/07(水)

作曲も出来ちゃう人工知能

2016年に入って国も企業や大学と連携して人工知能技術の研究を進める方針をみせたりと、ますます人工知能が熱くなってきています。それは芸術分野でも同じで例えばgoogleはマゼンダという芸術を自ら学習していく人工知能の研究を行っています。

以前は画像処理技術に的を絞って紹介させてもらったのですが、今回は同じ芸術方面でも作曲を行うAIについていろいろ紹介していきます。実際に試せるサービスを紹介していますのでぜひ体験してみてくださいね!

作曲するAI:もくじ

  1. まずは作曲AIの作った曲を試聴してみよう!
    1. Emily Howell
    2. Melomics
    3. deepjazz
  2. 著作権フリー楽曲を30秒で作曲「jukedeck」
  3. 写真から作曲「Music in images」
  4. 作った詞に曲を付けてくれる日本発の作曲AI「オルフェウス」

まずは作曲AIの作った曲を試聴してみよう!

まずは人工知能が作曲した楽曲を聴いてみましょう。有名な3つの作曲AIの動画を集めました。

Emily Howell

Emily Howellはアメリカはカリフォルニア大学のDavid Cope教授が開発している人工知能作曲ソフトウェアです。Emily Howellが作曲した曲はなんとCDとして販売もされています。曲はこんなの。

なめらかに音がつながっていていい曲ですよね。言われないと人工知能が作ったなんてまったく思いませんよね。今回のサンプルはピアノ曲でしたが、Emily Howellはオーケストラ曲も作曲できるようです。(Emily Howell: Breathless

Melomics

Melomicsはスペインのマラガ大学が開発しました。この大学はアルゴリズム作曲法の研究では世界で最も進んでいるそうで、このMelomicsもメロディーの遺伝子を既存楽曲から抽出し、そこからどんどん新しい曲を生み出すことができるそうです。そんなMelomicsが作った曲はこんなの。

ちょっと不安になる音楽ですね。この動画は楽譜をMelomicsが作ってそれをピアノ、バイオリン、クラリネットを用いて人間が弾いているものです。なんとコンサートを行っているんですね。こちらもCDが発売されています。(Melomics「 Iamus」

deepjazz

このdeepjazzはすでに出来上がっている曲を読み込ませるとそれをジャズ調にしてくれるというもの。少し他の作曲AIとは違い、ちゃんと言うと編曲AIということになります。deepjazzの編曲したサンプルはこんなの。一番下のoriginalがdeepjazzに読み込ます前の既存曲で、それ以外の5つがdeepjazzの編曲した曲となります。

deepjazzに編曲された曲は5つありますが微妙に違いますね。なにかパラメータごとに出力しているみたいです。ぼくはジャズがどんなものか分からないのですが、思ったよりジャズっぽくなっているように感じました。ソースコードも公開されているので自分のパソコンに環境を作ることができそうです。(deepjazz

著作権フリー楽曲を30秒で作曲「jukedeck」

このjukedeckのスゴいところは作った曲が著作権フリーということ。youtubeに投稿する動画内でかけるBGMに迷う、そんな時もjukedeckにかかればもう気にしなくてよくなります。こんな風に新しさだけでなく実益も兼ね備えた作曲AIがjukedeckです。

jukedeck

実際に体験してみるには、jukedeckのサイトに行き、フォークやドラムンなんかのジャンルと、雰囲気を選択して「CREATE MY TRACK」をクリックするだけ。このとき新規会員登録のためメールアドレスとパスワードを聞かれますが右上の×を押せば会員登録なく曲を作ってくれます。

ジャンルと雰囲気と盛り上がるタイミング程度しか指定できないのですが、同じ条件でも作るたびに出来上がる曲がまったく違うので、何個か作って気に入った曲をダウンロードするのがおすすめの使い方です。jukedeckは著作権フリーなトコもメリットですが、さらに30秒でパパっと作曲してくれるのでこんな使い方もできますね。

ただダウンロードするには会員登録が必要になります。もし曲が欲しい場合はメールアドレスとパスワードの登録をしましょう。

jukedeck

写真から作曲「Music in images」

このMusic in imagesはたぶん人工知能を使っているわけではありません。のっけから今回の記事テーマ度外視しちゃいますが、面白いサービスだったのでここで紹介させてください。

Music in imagesは画像をアップロードするとその色味ごとに音を作成することで作曲しているようです。なのでできるだけいろいろな色が含まれる写真を用いるほうが面白い曲が出来上がると思います。

Music in images

作った詞に曲を付けてくれる日本発の作曲AI「オルフェウス」

オルフェウスは日本の明治大学や東京大学で研究されている自動作曲ソフトウェアです。他の作曲AIとの違いは歌詞を入力する点です。入力した歌詞を元に作曲が行われ、そして歌詞もボーカロイドが歌ってくれます。体験するにはオルフェウスのサイトにアクセスし、まずユーザー登録申請をする必要があります。

この登録には数時間から数日かかるので、気長に待ちましょう。

オルフェウス

人工知能作曲ソフトを体験してみよう!

今回は作曲する人工知能というテーマで作曲AIが作った楽曲の紹介と、実際に自分で体験できる作曲AIサービスの紹介をしました。

アメリカ、それに日本でも作曲する人工知能は研究されています。また著作権フリーの楽曲を生み出す人工知能など話題性だけでなく実用性のあるサービスもありました。

すごく簡単に曲が出来上がり人工知能のすごさを改めて感じることが出来ますので、ぜひ一度体験してみてくださいね。